MERRY CHRISTMAS & HAPPY NEW YEAR

新年あけましておめでとうございます。

皆様晴れやかな気持ちで新年をお迎えされましたでしょうか？

生徒の皆様、読者の皆様、友人達、昨年は大変お世話になり、有難うございました。私事ながら2023年に続き2024年も、健康面でご心配をおかけしました。お教室お休み中にも皆様から届く励ましのお声やお心遣いが心強く、幾度となく励まされましたこと、改めてお礼申し上げます。おかげさまで元気に新年を迎えることが出来ました。

今年お教室は8年目に突入。生徒さんたちに支えられてこその今があります。「継続は力なり」ということわざの通り、有難いことに今やターブルブルジョンもフレンチのお教室としての存在を確立し、生徒さんの輪も広がりつつあります。ですが先生という立場に驕らず、ぶれずに自分の思い描く世界観を、そしてお料理を通して表現するフレンチのエスプリを、皆様にお届け出来るよう精進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、私はクリスマスが終わると同時に子供を連れて南下し、年末年始は大阪で過ごしております。ばたばたと家を出てしまったので、クリスマスのご挨拶はおろか、12月レッスンのレポートや我が家のクリスマスの様子すらお伝えできていないまま年を越してしまいました。。。

遅ればせながら、今日はちらっと我が家のクリスマスの様子を綴りますね。

有難いことにマルシェドノエル（クリスマスマーケット）は盛況に終わり、クリスマスぎりぎりまではとにかくてんやわんやの日々でした。ひと段落した23日の夜、ふと気付いたら我が家用のクリスマスケーキの用意を何もしていない！！！慌てて夜中からごそごそ準備を始めて、なんとかイヴの晩餐に間に合わせた今年のクリスマスケーキはこちら。

生徒さんからお庭のユズをたくさんいただいていたので、そのゆずを贅沢使いして、ゆずのブッシュドノエルを作りました。ホワイトチョコとユズのムースとゆずクレームブリュレの2層仕立て、チョコのビスキュイを底に敷きました。正直に言うと、色々と反省点の多い仕上がり。ムースやグラッサージュのゼラチンの配分ももっと繊細に仕上げたかったし、例えばゆずジャムをプラスしていたら、味に深みが出て触感も面白く、断面もきれいだったなーとか。

だけどとにかくクリスマスケーキを食卓に並べることが出来たこと、そして家族には美味しいと喜んでもらえたことで、とりあえずは合格！もう少し研究出来たら、いつかレッスンでもご紹介しますね。

お料理は家族がクリスマスに求めるものがいつも一緒なので、結局毎年同じような内容になってしまいますが、今年は久々にフォアグラを入手することが出来たので、フォアグラのミキュイを前菜に。これがあるだけで一気にクリスマスらしくなります。濃厚ながら繊細な味。スパイスと洋酒でほんのり甘みを引き出しています。

foie gras mi-cuit, fait maison

続いて2皿目は、25日はホタテと紅芯菜のカルパッチョ。

レッスンの残りがあったので贅沢にキャビアのせ！

carpaccio de saint jacques

周りの緑のオイルは、11月にレッスンでご紹介したディルのオイルです。レッスン残りのものをずっと冷蔵庫で保存していたもの。作り立てのものと比べると香りや色は劣りますが、彩りプラスにはなったかな。ゆずのゼストも削って爽やかに。このお皿は昨年あたりにクリスマスメニューとしてご紹介しましたが、紅芯菜は酢漬けにしています。

24日の2皿目は今年のクリスマスでご紹介したエビのタルタルをマグロバージョンで作りました。

tartare de thon

24日のメインは娘の大好物の鴨もも肉のコンフィ。付け合わせにはジャガイモのピュレ。シンプルな一皿。

Confit de Canard

25日のメインはローストビーフ、エシャロットソース。

Roti de Boeuf, Sauce echalotte

事前に準備する時間がないときは、ローストビーフが断然楽。ソースはこの夏フランスで食べたのをイメージしながら再現してみました。付け合わせは芽キャベツのローストと、前夜の残りのピュレを添えて。

ブッシュノドエルをデザートに。作っている段階では分かりにくかった色の違いも、こうしてみるとしっかり違いが見えます。

24日の夕方、家族でクリスマスミサに参列するところから始まり、イブのディナー、そしてクリスマスのプレゼントを発見する25日の午前中は、シュトーレンやパンデピスを齧りながら、のんびり流れるバカンス時間に身を任せて過ごします。そして〆となるランチまでが、我が家のクリスマス。

2日間を通して主人のフォアグラ、娘の鴨コンフィ、長男の牛肉、とそれぞれ大好物を入れ混ぜたクリスマスメニューでした。私の好きな生ガキも用意していたのに、私しか食べない食材ということもあってすっかり出し忘れ！25日の晩ご飯に頂きました。

昨年のクリスマスは平日ではありましたが、皆様もゆっくりお祝いするお時間確保できましたでしょうか？生徒さんの中にはシュトーレンやパンデピスをはじめ、レバーペーストやフォアグラなどをクリスマスの食卓でご活用下さいました方々も多くいらっしゃるかと思います。その節は有難うございました。またお味のご感想や皆様のクリスマス話、ゆっくりお聞かせ下さいね！

1月もレッスン開催の予定でおりますが、クリスマス後は若干抜け殻状態で、なかなか仕事モードに切り替えることが出来ないままで、いまだスケジュールもメニューも発表できない状態でございます、、、次回のブログでは、何かしらアナウンス出来るように努めますが、1月後半の火、水、金でスケジュールを立てる予定です。皆様よろしければそのあたり、空けておいてくださいね！

今日も最後までお読みいただき、有難うございました。