秋の始まり
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
今日は秋分の日!
まだまだ暑い日々ですが、夕暮れ時の日差しや枯れ始めた木々の葉、虫の鳴き声などなど、ふとした瞬間に秋を感じる今日この頃。
先日の十五夜も見事な満月でしたね。
毎年うっかり見逃してしまうお月見。子供達と楽しみたいと思いつつも、逃した後に知って残念に思うのが常だったのですが、今年は十五夜当日、たまたまつけたテレビで「お月見」というワードを聞き、慌ててお団子を買いに行きました!
私が子供の時は、母がお月見の日は決まって松花堂弁当を作ってくれて、月見団子を頬張りながら行事を楽しんだものです。母のように、特別なディナーこそ用意できませんでしたが、月見団子を頬張りながらお庭に出て、双眼鏡片手にお月さまを愛でました。
中秋の名月が満月になるのは8年振りだそうで、それはそれは綺麗な「まんまるお月さま」でした。双眼鏡でも結構きれいに凹凸が見られたのには私もびっくり!
日仏家庭の我が家では、こうした日本文化は私がやるかやらないかで、子供達への伝承がストップしてしまうもの。だから出来るだけ一緒に子供達と楽しみたいといつも思っています。
ついつい力が入ってしまう私を他所に、「今日はかぐや姫が月に帰って行った日でしょ?」と、長女がポロリ。思わず聞き返してしまいました。というのも、ろくにかぐや姫の物語を読み聞かせしたこともなかったので、お話自体を知っていた事にもびっくりでしたが、それを十五夜に関連づけて記憶していたことにもびっくり!
子供達は私の知らない間に、色んな所から自然と日本の文化やお話を吸収しているのですね。お友達からの情報や、日本語の先生から教わったり、当たり前のことではありますが彼らにもたくさんの情報網があるということを改めて気付かされた瞬間でした。
いつも日本文化のこととなると、日の丸を背負っているような気分になってしまうのが私の悪い癖なのですが、少し肩の荷が下りたように感じました。
ちなみに後で気になって娘に確認したところ、かぐや姫のお話はどうやら「ドラえもん」からの情報だそうです。。出所が思いもよらぬところからだったので、面白かったです。
そうそう、せっかく和菓子屋さんまで自転車を走らせたのに、見慣れた月見団子が何処にも見当たらない!!! お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、関東と関西では、お月見団子が違うものだったのです。
関東ではまんまんるな小粒のおもちを積みあげるスタイルのようですが、関西では、里芋の形を模したおもちに、こしあんを巻き付けたものが月見団子。昔は里芋をお供えしていたというところから、関西圏ではこの形が定着したようです。そういえば母の松花堂弁当にも、里芋の煮物が入っていたような気がします。
出典:産経新聞
大阪育ちの私も例に漏れずこの関西バージョンの月見団子で育ちました。慣れ親しんだお団子が手に入らず、ちょっぴりショックではありましたが、とりあえず子供達とお月見らしい夜を過ごせて自己満足な十五夜でした。
秋は食卓にも。スーパーでも秋の食材が出回り始めましたね。
10月初旬にオーダー頂いております出張料理でも、バターナッツのポタージュや、サンマのリエットなどなど、旬の食材を使ってのご提案!味覚からも季節をお楽しみいただけたらと思っています。
10月のレッスンメニューもすでに思い描き始めています。改めて写真付きでご紹介させてもらいますが、例えばかぼちゃのニョッキなんてのはいかがでしょう??
とはいえ、まずは今月のレッスンですね。すでに動画配信もスタートしています。順次キットもお届けいたしますので、お楽しみに~!
9月レッスンのお申込みはこちら。
キット配送は10月2日まで。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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